そんな生まれ変わり方あるか

わたくし、実家で犬を飼っていましてね。この犬がもう、それはそれはヤキモチ焼きでね、他の家の犬を撫でたりしたらめちゃめちゃ怒るんですね。犬にも嫉妬心てあんのね。いや、可愛いやつだったんです。亡くなってしまったのだけど。

 

一方で私の長女。朝起きて、次女を抱っこしようとすると「ちょっと!」て怒る。保育園で他の子を褒めても怒る。

こないだなんか、公園行って、全然知らない子が上手に滑り台を滑ってたので、おお〜!って言ったら泣きながら駆け寄ってきてめちゃくちゃ怒ってましたからね。え、なんで怒ってんの?って聞いたら「他の子をほめたでしょ、今」って。

 

あれ?この感じは、あの犬じゃないか?て思ってこないだ娘に聞いてみたんですね。あのさあ、生まれ変わる前、犬だったんじゃない?んでパパと一緒に暮らしてなかった?って聞いたら「うん」と。

そんなバカなと思いつつ、犬の時さあ、何が好きだった?って聞いたら「パンかな」って。おいおい、うちの犬、信じられないくらい食パンが好きだった。1斤100円くらいのやっすいパンを焼かずに食べてたよ(焼くと固くなるからがっかりしてた)。

 

あーまじでこの子あの犬が生まれ変わったのかな、と思ってよく来たねえ、と言ったら「ブフッ!」って犬みたいな声出してた。

長女、君が犬から生まれ変わろうと、そうでなかろうと、パパは君が大好きだから安心してほしい。でも、せっかく人間になったんだから、そこまでヤキモチ焼かなくてもいいんじゃなかろうか。公園の帰り道、パン買って帰る?って聞いたら「ブフッ!」だってさ。

ハロウィンと善意

渋谷では結構最悪のイベントになってきてますね、ハロウィン。ハッピーハロウィン。軽トラひっくり返すって、ゲリラが勃興している地域とかで起こることなんじゃないのかね。やべーなJAPAN。

 

一方で、渋谷に繰り出さない私ども「子持ちチーム」にとっては、子供達に仮装させて、お菓子をもらう、という本来あるべき楽しみ方をする日でございます。商店街も子供達に向けてお菓子をたくさん準備してくださっている模様。

ただ、子供達、アメやチョコをもらえるところでめっちゃくちゃ並ぶんだけど、とある店でその行列が半端じゃなくて、初期クリスピークリームドーナツか!ってくらい並んでる。

 

長き行列を乗り越えた先に、もらえるのアメとかチョコですよ。ごめん、大人の感覚で物申しますと、全然割にあわねぇ!そこで長女に相談したら「何言ってんのパパ、並ばなきゃもらえないんだよ?」だって。ダメだ、話の通じる相手じゃなかった。

耐えかねてこの行列の原因を探ったところ、チョコを配るオペレーションの悪さよ。3人くらいで「アメとチョコを出す」「分ける」「袋詰めする」を役割分担すればいいのに、人の良さそうなおじさん1人で全部やっちゃってる。なんだよ、おじさんが善意で溢れてるから、何も言えねぇよ!

 

きっと親御さんたち全員「なぜこんなに並ぶ必要があるのだろう」と思っているはず。でも仕方ない。そこには子供達の純粋な「お菓子がもらえる!」という喜びと、1人で頑張る悪気のないおじさんがいる。ここに口を挟める人間など、存在しないのだ。

 

苦労して手に入れたアメ、娘に1個ちょうだい?と言ったら「え〜・・」と渋られた。うん、いいや、君が全部食べなさい。パパ、今日はもう、寝るわ・・。ハッピーハロウィン、来年は俺、あのおじさんを手伝おう。

ミスドとの日々

街を構成する要素として欠かせないものは何でしょうか。スーパー?郵便局?歯医者?うーん、惜しいね。正解は「ミスド」だよ。

 

いやこれまじで、生活圏にミスドがあるか否かで、生活の豊かさに差が出ると言っても過言ではないと思うのです。

でね、俺の家からチャリで10分圏内にあったミスド2店舗が、相次いで閉店したんです。閉店、したんですよ。「胸にぽっかりと穴が空く」という表現は、この時のための表現ではなかろうかと思うほどだ。なんだこの喪失感。

 

オールドファッションの安定感、チョコリングの多幸感、エンゼルフレンチのやりすぎ感。その全てがいかに愛しいものであったかを、改めて気づかされる。ちくしょう、別れってやつは、いつだってこうだ。でも、僕らは前を向いて生きていかなければいけない。バイバイミスド。本当に楽しい日々だった、本当に。ありがとう。

 

しばらく経って、街でミスドの袋を抱えた人を見ると、君との日々を思い出す。きっと君は、僕の知らない街で、僕の知らない誰かを幸せにしているんだろう。それは嬉しいことでもあり、少しさみしいことでもある。どこかでバッタリ会うことがあったら、なんて女々しいことを思うことも、ないわけじゃない。でも、僕は次へ向かって歩き出したんだ。大丈夫、元気でやっているよ。そちらも、がんばって。

 

ごめん嘘。こんなポエムどうでもいいの。ミスド!もどってこ〜い!カムバーック!俺がお前を、強く抱きしめてやるから!!