出品恐怖症

今更だけどメルカリやってみたのね。

 

で、やり方わかんないもんだから、奥さんに聞いてさ、ところでどんなの出品してんの?って聞いて見せてもらったら割と思い入れ深そうなものもバンバン出品してんの。え、これってあの時もらったやつじゃない?とか、これ娘が赤ちゃんの時に遊んでたやつじゃん!とか。

 

これが男と女の差なのか。思い出を捨てられない弱い男、次のステージに向かう強い女。なんだか愕然とした。私の妻も、やっぱり強い、強い、女性なのだ。

そのうちきっと俺も出品されるんじゃないか。そう思えてきたよ。だから誰か、俺が出品されたら買ってね。多分コメント欄、「ほぼ未使用」って書いてあると思うよ。

じじいの終着駅

ひっさしぶりにお休みを頂いた。ささやかながら、普段やらないことをやろう!ってことでスーパー銭湯に行ってみたよ。

もう単純にリラックスだけを目的として行きましてね。やっぱ露天風呂サイコーだわーってゆったりしてたらじじいが元気よく入ってきましてね。

 

「なんだこの湯は!ぬるすぎだろ!オーーーイ!この湯、ぬるいぞ!!」

「こっちぁ金払って来てんだぞ!」

「風邪引いたら、風呂代より医療費の方が高くついちまうぜ!」

 

って、このセットを3回しぐらいするんですよ。まあまあの大声で。なんでまた、久々のリラックス日に、こういうおっさんとハチ合わせるかなー。俺やっぱ、天才かな。

この水は俺には合わないってことにして、ちょっとサウナ行って、水風呂入って、よーし、最後にもう一度露天風呂だ!って思って足を運んだらまだじじいがそこにいたよ。タフかよ。んで、そこらへんの兄ちゃん捕まえて、

 

「さっきまでこの風呂、ぬるかったんだぜぇ〜」

「金払って来てんのにな!俺らな!」

「風邪ひいたら風呂代より医療費の方が高くついちまうな!」

 

って。捕まえられた兄ちゃんすげえ苦笑い。なんかごめんね、心でそうつぶやいて、俺は風呂に入らずにその場を後にした。

それはまるでセックスのように

勤め先が変わりました。色々あるのよ。

 

で、今働いてるビルで、大学の時の同期が働いてることを思い出したよ。早速連絡とって、同じビルだし、サクッと飲もうよ、と。そしたら返信があって、「おっけー!じゃあ再来週くらいに行こう!」って。

えーっとね。いや違うのよ。再来週だったらもう、サクッとじゃないじゃん。俺、今日とか明日とか、そういうトーンで誘ったつもりだったんだけど、まあ、いいや。

 

で、再来週の当日。まあ正直、ちょっと気持ち冷めてるみたいなところあるけど、会って飲んじゃえばね!楽しいからね!って思ってたら17時くらいに連絡があって、「ごめん、トラブル起こっちゃった!今日リスケしてもいい?また連絡するから!」って。まあいわゆる、ドタキャンで。

おっけーおっけー、仕事頑張って、と連絡返した後、ものすごい虚無感。きっと彼からリスケ連絡来ても、もういいよって思っちゃうんじゃないか。だってこういうのってタイミングだから。アタシたち、きっと一緒になれないんだよ、みたいな。

 

で、結局リスケの連絡ないわ。俺もなんか気まずいけど、彼も気まずいんだろうな。なんでこんなことに、なっちゃったんだろうね。アタシたち。