インスタグラムがわからない

わたくしね、35歳にもなってまだバンドやってるんすよ。んで、せっかくだからいろんな人に聴いてもらいたい、知ってもらいたい。あわよくば若い子にも!と思いましてね。よーし、若い子に媚びまくろう!と。そのためには、インスタグラムや!てなりまして。バンドでインスタはじめたんですね。

 

しかし、使い方全然わかんねぇ〜!ストーリーて何やの?と若い子に聞いたら「1日だけ公開する動画ですよ」って。意味わからん。そんな刹那に生きる時代なの?にいたん、ストーリー、なんで1日で消えてしまうん…?(火垂るの墓の節子のトーンで)

でもまあ、とにかくやってみよう!って事で写真をアップしてみたりして。そしたら優しい若者が「いいね!」て。おおー!って。よろこぶおじさん。

でもおれ知ってる。ここで調子に乗ってガンガン写真をアップしたら、たちまちスーパーゲロキモおじさんだ。こういうことで一喜一憂する35歳なんて、ろくなもんじゃないよ。

 

ってことで、次に写真アップするのは、来週くらいにしようかな。こうやって、若者との距離は離れていく。

人にセックスを見せるな

土曜日。出かける用事があって夜やっと帰り。乗り込んだ電車。座れない、まーいーや、立ってよう。

 

んでね、ちょっと目を向けたらね、女の子が座ってて、その目の前に男の子が立ってる。まあ、彼氏彼女なんでしょうね。土曜の夜、ちょっとほろ酔い、いいね。幸せね。

なんだけど、彼女の方がね、彼氏の手をこう、もみもみもみもみしてますよ。それはマッサージの類ではなくて、なんつーの。うまく言えないけどその、もみもみしてますよ。もみもみもみもみ。上目遣いで、彼の目を一心に見つめて。

 

いや、いいよ。何も公序良俗に反してはいない。いいのよ。いいんだけど、もうそれはセックスの始まりではあるまいかと。私思ってしまいまして。セックスを山頂とした場合、君たちは今2合目くらいにいるんじゃないか、と。

だとしたらこの列車は、一体なんなんだと。決して結末を見ることのできない物語の、序章を知ってしまう悲しさよ。悲しきオリエント急行ですよ。あ、ごめん。今うまいこと言った風だけどそんなことねーわ。オリエント急行のことは、忘れて。ごめん。

 

ともかく!お前ら我慢して、お家帰ってから色々しなさいよ!って、思ってたんだけど、途中で「じゃ、バイバイ」って彼氏だけ降りてっちゃって。いや、せーへんのかーい!てなりました。

つけめんあつもり戦争

どうみんな?つけめん、つけてる?(パスタ巻いてる?のトーンで)(パスタ巻いてる?がわからなかったらHi-Hiで検索)

 

んで私あつもりが好きなんです。水でシメたシャキッとした麺も嫌いじゃないけど、熱々が食べたい派なんですね。あつもりでお願いします。そしたら冷たい麺が出てきた。

これどうします?明らかに店のミスなんだけど、この麺ってもうしっかり冷たくなってるから、今からあつもりにするのって無理だよね。ここからまた茹で直す?いやいや、そんなことはしないでしょ。また始めから麺茹で直しでしょ?そしたら時間かかっちゃうよなあ。

店のことや自分の時間、オーダーを取ったバイトの子とかのことを考えてしまい、まあいいや、これ食べよう、ってことにして冷たい麺を食べた。

 

そしたら5分後くらいに隣に座ってたニイちゃんが、「あっれ、ぼくあつもり頼んだんですけど!これ冷たい!替えて!」てハキハキ言うし、店員も「あ、さーせん!」てその麺をお湯にぶっこんで温め直してるし、なんなんだよお前ら。俺の優しさとか常識とかを次々と否定すんなよ。俺だってあつもり食べたいよ。でももう言えないよ。それはまさに、俺の人生そのものじゃないか。

 

仕方ないので「これが、若さか…」ってクワトロ大尉のマネをして帰りました。泣いた。