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対不如意

「対不如意」なんて言葉はない。知り合いの父親が作ったことば。如意ってのは孫悟空の如意棒でおなじみだけど、想い通りになるって意味らしい。不如意に耐える、つまり自分ではどうにも出来ないことに、ぐっと耐えるスキルの事を指す。

 

オトナになってくるとわかるんだ。世間で生きていくには、時として自分ではどうにもならないことにもぐっと耐えることが必要だってことに。

もちろん牙を剥いて戦う事も必要だろう、それを「若さ」と言って一蹴する人もいるかもしれないがそんなの気にせず、大いに戦ってほしい。でもね、正面突破ばかりが正解ではないってこともあるんだ。その経験に君は絶望するかもしれないけれど、安心してほしい。一蹴して君を笑ったオトナも、まったく同じ経験をしているはずだ。

 

オトナは若者に、全てを教えてはくれない。そうやって育てられて来たのだろうし、そうやってたくさんの事を学んだのだろう。だから若い人は小さな事に絶望し、すぐに切り替えて、また前へ進んでほしい。一番ダメなのは「進むのを止めること」だ。

 

ただ、コレを読む若者に、1つだけ、僕が教えたい。絶望を払拭する方法を。

 

電車に乗るとたまに強烈なワキガの人がいる。鼻を突き刺す香りに君は愕然とするだろう。そんなとき、気持ちを切り替えるために、こう思うのさ。

 

「夏が、来る」