俺が若かったころ自慢

人は、「おんなじ目に遭わせてやりたい欲」ってのがあると思う。

過去に苦労を経験したおっさんは、若い人間が頑張っている時に「俺だって若いころは」「昔の方が」と言うだろう。若者は、そんなこと言ってないで助けてほしい!なんて思ったりするのだろうけど、おっさんは君を助けたりしない。君が頑張っているところを影で応援し、見守り、それを肴に一杯やるんじゃないだろうか。

 

で、話変わってこないだ渋谷の音楽スタジオで、「高校生バンドオーディション!」みたいなのが張り出してあって、東京各地区の高校生バンドの写真がずらずらーーーーっと貼ってあった。で、それ見たら女子多いのな!最近のバンドって、女子多いの、な!

もーまったくもって納得いかねぇよ。俺も高校生の頃に女子とバンドやりたかったよ。そんな鬱屈した気持ちから、「俺が田舎でギターを始めたころは」って話に花が咲きまくる。満開。

ちくしょーくやしい!女子なんて誰もバンドやってなかったあの頃、必死で汗だくになって練習したあの頃、結局モテやしないことに絶望したあの頃、お前らにもとくと見せてやりたいわ!ってなった。俺たちは、ちっぽけな人間だ。

 

じゃあウチのバンドにも女子を入れたらどうか、という話をすると「いや、俺すぐその娘のこと好きになっちゃってバンドどころではなくなるので、それはやめよう」という即決。やー、いいね俺たち。良い感じにおっさんになってきてる。完全にモテなかったあの頃を、どこかでまだ引きずってるぜ!

 

そんな僕のバンドが8月31日に新宿でライブやるので、よかったら遊びに来てね。