おっさんから学ぶことは多い

職場で俺が「おじさん」と呼んでいる偉大な大先輩がさいこーに面白い。本人は別にそのつもりがないところもまたさいこーだ。

 

我がチームに配属された新人、初めてのチームミーティングで報告が済んだあと、メンバーでちょっとしたレビューをしたのだけどおじさんが珍しく声を荒げた。

「お前さ、ウチのお客さんの数とか、サービスごとにちゃんと理解してんの?」

いつもすっとぼけたフリをしてるけど、おじさんから新人に対して核心をついた指摘。自社サービスのユーザーを知らない奴に、ビジネスの話ができようか?と。俺や主任はほとんどおじさんから怒られたことがないのでびっくりしたけど、おじさんやるときはやるな、と思った。尊敬した。

 

俺も新人の教育係として、そうだね、そういうこともアタマに入れておかないとね。と優しく相槌を打ったあと、じゃあおじさん、せっかくなのでチームが担当しているサービスのユーザ数とか教えてあげてくださいってお願いしたら「いや、俺知らないよ」だって。

 

これを、まったくの悪気なく言えてしまう無邪気さと、ほんとにユーザー数知らないという破天荒ぶりよ!もう笑うしかなかった。課長大爆笑だし、新人はこのチームほんとにだいじょぶだろうか、って顔でこっち見てる。でも新人よ、わかってほしい。こういうおっさんがいるから、俺たちはサラリーマンライフを楽しんでいけるのさ。