続・おっさんから学ぶことは多い
もうダメだ、おじさんが最高すぎる。
職場ルールのひとつ。それは「電話は必ず取れ」。誰の電話が鳴ろうと、どこで鳴ろうと、弊社にかかってきた電話には間違いない。取れ、と。それは徹底してきたはずだった。
ところが、フロアでブーブーとマナーモードにした内線ケータイが鳴っている。俺が座ってる島のひとつ先、おじさんの島だ。
おじさん、カチャカチャ仕事してたけどさすがに10秒くらいブーブー鳴ってるので立ち上がった。「誰だよー、電話取れよまったく!」ってぶつくさいってる。そりゃそーだ、おじさんは俺より20歳以上年上で、そんな大先輩に電話を取らせるわけにはいかない。後輩である俺や新人が、駆け寄って取るべきだったのだ。反省した。
すいませんでしたおじさん、すぐとります!と複数人が駆け寄ったけど、どこでケータイが鳴ってるかわかんない。あっれ?どこらへんで鳴ってますかね、ておじさんに聞いたら、
「あ、俺のケータイが鳴ってる」
ってもう、膝から崩れ落ちたからね、フロアじゅうが。