サラリーマンとバレンタイン

昨日の事、課長がラーメン食べたいっつんで、一緒にたべた。そいや明日、バレンタインすね、課長。「俺、バレンタイン嫌いだよめんどくさい」。

 

課長の話をまとめますと、

 ・お返しがめんどくさいので、チョコとかいらない

 ・部の女の子共同出資で、とか一番つまんない

 ・チョコをもらうことと、モテるってことは別だ

課長!100%同感だわー!感動した。「だからチョコいらね」課長ー!かっこいいー!

 

でもさ課長、俺らだってまだ終わっちゃいない、夢を見たい。

例えばびじん派遣社員さんから「課長、今日って・・早く帰っちゃいます?」とか聞かれたらどうします?「アタシ定時ちょっと過ぎに帰っちゃうんですけど・・じゃあ定時頃エレベータホールに来ていただけませんか?」みたいな。そしたら課長の顔が変わった。「それは、良い!」。そうだ課長!まだ俺たちは枯れちゃいない。

 

そして当日、東京ではあり得ないほどに豪雪で、派遣社員さんたちは、昼過ぎに帰宅した。なにも、ほんとうになにも、起こらなかった。

降りしきる雪をよそに、俺と課長は来週の報告用資料を作った。「電車、まだ動いてっかな」動いてると、いいですね。夜は静かに、更けていった。