インクルーディング・かっこ悪さ

お仕事でいろんな方とお会いするんですけども。

 

こないだお会いした方は、米国の会社でバリバリやっていて、転職して日本に戻ってきて、新たな業界でバシッと活躍されている方でして。もう年齢もなかなかですから、一言一言に重みがあったよ。すごいね。

 

で、カッコよく「マクロ環境を調査した結果・・」みたいな話をしている時、机の上で彼のケータイが鳴った。でもまあ商談中だから、その電話を出ることはできないよね。で、俺気づいちゃったんだよ。その発信元が、「ぷうちゃん」て表示されてんのね。ぷうちゃん。

目の前で、ビシッとスーツを来たおじさんが仕事について語る。そこに電話をかけるぷうちゃん。

 

ぷうちゃんは誰なのか。娘なのか、奥様なのか、あるいは愛人なのか。誰であってもまあ、「ぷうちゃん」て登録しちゃうくらいだから「ぷうちゃ〜〜〜ん!」って猫なで声で接してることは間違い無い。ビシッとキメたスーツ、その向こうに、だらしない顔をするおじさんの姿を想像してしまう俺。

ぷうちゃんの存在が、スーパーエリートとしてバリバリ仕事をするこのおじさんと、ペーペーの俺との心の距離を、勝手に近づけた。「ここまででご質問はありますか?」というおじさん。ぷうちゃんって誰ですか?という質問は飲み込んだけど、このおじさんとは、いいお仕事ができそうだ!