泣かないで長女

金曜の夜、くたびれたカラダを引きずって帰宅して、夕飯食べようとしたら足元にヒモが落ちてる。なんだこれと思って拾い上げようとしたら取れない。一端が床にべったりくっついてる。ウチの床には、ヒモがついてる!便利!ってならんわ、おーいかーさーん。

妻の情報によると、「長女がヒモを使った工作をした」「瞬間接着剤を使ってた」とのこと。ああ、これはさすがに、クロですね。叱らないとダメですね。

 

ただ娘はもう寝てるし、明日叱ることになる。どっちがこれ叱る?と聞いたら妻、「え、やだやだ。私叱るのやだ、パパ叱ってよ」って。まあ、そうね。じゃあ明日叱るか「え、やだやだ。アタシがいないところで叱ってよ」って。なんか、叱るの難しいな!かといって、日を置きすぎてもよくないしなあ。

 

というわけで翌日の、娘の機嫌がいいタイミングで、あのさあパパ、ちょっと君を叱らなきゃいけないんだよな、と伝えると「ええ〜・・」と。今でもいい?と聞いたら「ええ〜・・うん、なあに?」と。

いや、ヒモがね。くっついちゃってるじゃない?取れないじゃない?でさ、君、接着剤で遊んで、間違えてここにくっつけちゃった?と聞いたら顔は笑顔だけど、もう心ここに在らずみたいな雰囲気出し始めた娘。バレた、やべえと思ってるんだろうな。

 

まあやっちゃったもんは仕方ないけど、接着剤で遊んじゃダメだよ、と。で、ママもビックリしてたから、ママにもお話しして来て。と頼んだら、妻のところへゆっくりと歩き、抱きついてむせび泣きはじめたよ。ちょっと待ってくれよ、俺これ以上優しい叱り方できないよ。

まーしゃーない。こうやって、娘も私も成長していくのでしょう。泣き止んだ後に、娘とヒモを無理やり剥がしたら、フローリングがハゲてしまった。でもいいの。それも、きっと素敵な思い出に、変わるから・・。