ミスドとの日々

街を構成する要素として欠かせないものは何でしょうか。スーパー?郵便局?歯医者?うーん、惜しいね。正解は「ミスド」だよ。

 

いやこれまじで、生活圏にミスドがあるか否かで、生活の豊かさに差が出ると言っても過言ではないと思うのです。

でね、俺の家からチャリで10分圏内にあったミスド2店舗が、相次いで閉店したんです。閉店、したんですよ。「胸にぽっかりと穴が空く」という表現は、この時のための表現ではなかろうかと思うほどだ。なんだこの喪失感。

 

オールドファッションの安定感、チョコリングの多幸感、エンゼルフレンチのやりすぎ感。その全てがいかに愛しいものであったかを、改めて気づかされる。ちくしょう、別れってやつは、いつだってこうだ。でも、僕らは前を向いて生きていかなければいけない。バイバイミスド。本当に楽しい日々だった、本当に。ありがとう。

 

しばらく経って、街でミスドの袋を抱えた人を見ると、君との日々を思い出す。きっと君は、僕の知らない街で、僕の知らない誰かを幸せにしているんだろう。それは嬉しいことでもあり、少しさみしいことでもある。どこかでバッタリ会うことがあったら、なんて女々しいことを思うことも、ないわけじゃない。でも、僕は次へ向かって歩き出したんだ。大丈夫、元気でやっているよ。そちらも、がんばって。

 

ごめん嘘。こんなポエムどうでもいいの。ミスド!もどってこ〜い!カムバーック!俺がお前を、強く抱きしめてやるから!!