先輩としてクズであること

後輩に「飲み会で新人ツブすのやめてくださいよ兄さん」て言われた〜ん。えー、そんな記憶、まったくない!これは問題だ!

 

そんなこと私、しましたー?って聞いて思い出した。あー!ツブしたかどうかは知らんけど、コテンパンにした。ええ、しましたしました。

 

新人さんたちの飲み会に混ぜてもらったその日。若い男子が「彼女いらないっす」「めんどくせえっす」ばっか言い出すから、なんなんだお前ら!ってスタート。いいねー!出だし最悪だ!

 

もっとガッつけよ、んで傷つけよ、そっからしばらくふさぎ込んで、またガッつけよ!ってかそんなの学生んときに済ませとけよ!みたいなこと言ったら「いや、でも僕らも合コンとかはやってます!」ってんで。おー来た、それ待ってた!

 

「今度、うどん合コンってのがありまして」怪しくなる雲行き。なんだその粉っぽい合コンは!「みんなでうどん打って、食べて、みたいな」って。はあ~?うどんなんか打ってどーすんの?もっと他に打つモンあるんじゃないの?ってキツめの下ネタ振り込んでみたけど反応なし。あ、これはまずい。ステージⅣ。

 

じゃあね、わかった。その合コンでぶっちぎりモテる方法を伝授するわ!

まず、板前の格好していくこと!マイ麺棒を背中に刺しておくこと!これでつかみはオーケー。みんな普通の格好で来るだろうから、逆に「あれ、君ちゃんと、割烹着持って来てる?」とか放り込め。

いざうどんを打つことになったときのために、ポケットには打ち粉を忍ばせとけ。「あ、打ち粉、要る?」そのホスピタリティに女の子はメロメロさ。

打ち終わったら、出汁についてのパッションを語りまくれ!「関西育ちだから最初はあんな黒いの、うどんじゃないと思ったさ、でも、最近じゃカツオの出汁も悪くないなって。俺もオトナになったって、コト、かな?」で決まり。いっちょあがり!

 

って、うどん合コンの必勝法を徹底的に提案し続けたのだけど、みんなキョトンとしちゃった。なんだよそのリアクションはーーー!!って怒っちゃって、俺。

 

これで新人さんが落ち込んだのだとしたら、とりあえずゴメンとしか言えんけどもさ。だからまあ、その、ゴメン。