誰かこのオバちゃんに、やさしくしてあげて

ちょっと用事を済ませて御茶ノ水。せっかくだしなんか食ってくかーと思って、ラーメン屋へ入ったんですね。ラーメンくださ〜いって。

 

そしたらカウンターの一番奥の席で店員のオバちゃんがノートみたいなのにカリカリ書きながら、オバちゃん本人もカリカリしてる。「ダメ、絶対合わない!なにこれ、アタシが悪いの!?」って。

察するにね、たぶん売り上げの金額と、実際にレジに入ってた金額が違うんだろうね。「絶対合わないわよコレ」って。そしたらラーメン作ってる兄ちゃんが「レジの下とか、そういうとこにないですかねぇ」って。「なにその他人事みたいな態度」ってうわー、め・ん・ど・く・せぇ〜。このあと俺、ラーメン食べなきゃいけないんですけど。ここで。

 

「はいラーメンお待ちどうさま〜」って、ここまで待ちわびてなかったラーメン生まれて初めてだわ。さっさと食べて帰っちゃおうと思ったその瞬間、たぶん系列店だか本店だかの別スタッフが入って来た。

「うーっす、なんか足りないらしいじゃん」「そーなのよー」「レジの下とか見た?」「バカにしないでくれる?」「ガハハ」て。

 

結局その別スタッフは、ちゃんと探し出してね、みたいなこと言って2分くらいで帰って行ったんだけど、そのあとのオバちゃんの悪態がひどくって「なにあいつ!冷やかし!?」って。ラーメン作ってる兄ちゃんも「まあまあ」って。「あ、そのウォーターサーバーの下とかにないですかね?」「そんなとこにあるわけないでしょ!」って。

 

オッケー、今日は替え玉いらない、帰るわ!ってことで立ち上がった。ごちそうさま〜ってオバちゃんに伝えたら、「あんた何食べたの?」って。いや、えと、ラーメンです。「ほんとに?」ってうわーまさかの俺が疑われたーさいあくだー!