娘が産まれました1

娘が産まれまして、初日から父としての暮らしが始まりました。

 

まず昨日の20時くらいに里帰り中の奥様から連絡。「おなかいたいから病院いきます」。慌てて深夜に奥様の病院に駆けつけたところ陣痛が始まっていた。病院側からは「付き添いは1名のみでお願いします」と。ってことで、今まで付き添って頂いていたお義父さん、お義母さんは強制送還になってしまった。どうもすみません、深夜0時。

 

ってことで病室へ。断末魔の叫びを続ける奥様の腰を撫で続ける。先輩から「嫁の性格が豹変するから気持ちの準備をしておくように」と言われてたけど、奥様は基本四つん這いになって「ギャーーース!」って叫んでる。違う性格っていうか、違う動物になった。がんばれ、嫁!

 

腰をさすり続けて朝4時。助産婦さんが「分娩台行きましょう!」って。やったー、もうちょっとだ、がんばろうぜ!

ところが分娩台乗ったら奥様が助産婦さんに「やべー、もう無理ッス!」って。ウチの奥さんこんなこと言う人じゃないのでビックリしたし、無理ッスって言われても!でも助産婦さん慣れてるんでしょうね。「はーい、だいじょうぶですよ」ってお茶漬けのようにサラっと流した。さすがだわ。

 

苦心の末やっと産まれた娘、ようこそ世界へ!奥様よくがんばったね!分娩室で親子3人、いやーよかったよかった!みたいな話をしてたら「奥様それでは、病室の方へ移りましょうか!」って。

おっけーじゃあ俺も行こうとしたら「あ、旦那様はいっぺん帰ってもらっていいですか?」は?「えっと、病室には奥様しか入れませんので」あ、面会扱いで入れませんか「ウチ面会14時からなんですよ」14時にならないと妻にも娘にも会えませんってこと?「そうですね」そうですねじゃねぇよ。

 

一睡もせず朝7時、病院をつまみ出される父。家に帰るとしたら往復3時間。ヘンピなとこにあるので漫画喫茶とかない。えーどうするー?って。駅前にかろうじて見つけたドトールで3時間寝て、コンビニとかをはしごして時間潰す、っていうゴミ学生と浮浪者のコンボ技みたいなことして妻と娘に会いに行ったよ。妻と娘の為なら、俺は浮浪者にだってなれる、ドトールで、寝れる!

 

やー本当に、長い一日だったけど、良い思い出ってことで。これからよろしくね娘。