母親になったね

先日同僚が結婚して、お披露目パーティーみたいなのがあったので奥様と娘を連れて出かけた。奥様は育休中なので久々に会う知り合いもたくさんいて、「わー!ひさしぶりー!」みたいな。

 

して、新郎新婦をお祝いして、みなさんにあいさつして帰路。「おい君」と。はい、なんでしょうか?「私は母親っぽくなったのかね」と。

いやもう、それはそれは。昔は14時間連続睡眠+昼寝でののび太杯優勝とか、見たこともない食べ物作る王選手権優勝とか、いろんなことがありましたけれども、今じゃさいこーの奥様、さいこーの母親ですよ。立派なことですよ、と。

 

「いや、そうじゃなくて」は?「年を取ったのかね、と聞いておる」。

あー、おそらく会う人会う人に「ちゃんとお母さんやってるんだね!」「母親の顔になったよね!」とか言われたのを、悪い意味でキャッチされておるのですね。いや、別にみんなそういう意味で言ったわけじゃないと思いますよ。「ほんとにかね」はい。「いや、嘘だな」えーなんなの?情緒不安定なの!?

 

そして数日後。そろそろ年賀状作らなきゃな~ってことで写真フォルダを見てたら、過去の奥さんの写真があって、つらつらと見てたら「おい君」と。「私は母親っぽくなったのかね」と。ええー、まだ気にしてるの?いや、だいじょぶですよ。「ほんとにかね」えーなんなの?この会話って、正解あるの!?

 

いや、だいじょぶ、問題ないです。いやむしろ、さいこー!自信持って!自信のない顔にハリなどうまれない!とか思うのだけど、たぶんなにを言っても無駄っぽい。ほっとこう。

そんなふうにやり過ごして、娘が泣いて、ちゃんとあやしてご飯を食べさせて。ああーもう立派な母親だねぇ、ってなって。「おい君」って。しまった、無限ループ。