CDはもうダメなのか

こないだテレビに椎名林檎が出てて、うっとりみてたんだけど、「CDはもうダメ(売れない)」ってポロっと言ってて、それが後々波紋を呼んでニュースになってたんだってさ。

 

これはねー、わたくしも音楽的なものをやっておりますから、その、曲作って?リリースみたいな?事をしておりますから。その、まあ、ミュージシャン、とまでは言いませんけども、うーん、じゃあミュージさんってことでいい?俺、ミュージさん!

 

で、ミュージ思うのよ。CDはダメですよ。だって、俺ん家にCD再生するコンポないよ。ミュージなのにだよ?でもまったく不自由ない。iTunesStore経由でMac先輩に山ほど曲入ってるし、CDなんかまず手に取らない。

そして最近の若い子の「欲しいものランキング」に、CDコンポなんてまず入らないでしょ?ワシが若いころは、みんなこぞって「コンポほしいな〜」って言っとったんじゃよ。コンポ買って、GLAYとかのCD買って、マイベストをカセットテープやらMDに編集するんじゃよ。それが至福の時だったんじゃよ。あ、若者、まだワシの話は終わっとらんぞ!

 

だからかつて「音楽を聴く」という行為に対して絶対的に必要であった「CD」が、今や特に必要なくなっちゃってるので、そりゃーCDなんか売れんわ、てなりますね。まず。

 

じゃ、音楽を聴かないのか?っていうと、俺の感覚だとそんなことはなくって、聴くんだけど「Youtubeとかからうまくやれば無料でダウンロードできるぞ」ってことを、若い子達は知っている。だから、そもそも音楽を買う、っていう感覚がないんじゃないかな、と。

好きな曲だけ、ネットからなんとかして入手しておしまい。こんなもん、本物のミュージシャンは、商売あがったりですよ。ミュージはほら、ほんとはサラリーマンだから。特に影響ないよ。えへっ!

 

ところでじゃあ、iTunesとか配信系が救世主になるのか、っつーとそうでもない気がしてる。こないだ新曲をリリースしたとき、CDリリースはせずに、iTunesほか配信系でのみリリースしたんだけど、ここで感じた次の課題。「クレカ持ってないので買えません」て。

あーーーそりゃそうだよね。ちなみに「だからiTunesカードをコンビニで買いました」って子が居た時は泣いた。そのカード、記念に譲ってもらいたいって思ったよ。

 

若い子は音楽聴きたいけど、CDを買っても聴くツールがない、そして高い。iTunesでもクレカ持ってなけりゃ買えない。おや、Youtubeってのがあるぞ?こいつぁ手軽だな?ってなったら、そりゃー音楽なんて誰も買わないんだろうね。ワシの時代とは、違うんじゃのう・・。

 

ガチのミュージシャンになった先輩が言ってた。「ミュージシャンってのは、超絶斜陽産業だぜ」そうなのかも。まーでも、落ち込んでばっかりいてもしゃーないよ先輩!たくましく生きてこーぜ!って。まるでミュージシャンっぽくない会話。

 

ちなみにそんな先輩に手伝ってもらって出来上がったせつない作品が ↓ なので、もしよかったら聴いてってね。