ハードコーヒー

九州のほうで仕事した時、打ち合わせがほどほど長引いて、ではそろそろ失礼します、くらいのタイミングでコーヒーが出てきたことがあってね。え?って。

 

打ち合わせの後半で急遽出てきたコーヒー、しかも陶器の素敵なカップに入ったコーヒーを、どう受け止めればいいかわからない。もうね、俺の中ではクイズみたいなもんだよ。

 

ちょっと待てよ。京都ではお茶を出されたら「帰れ」という意味らしい(稲中で知った豆知識)ので、これもそういうことなんじゃないか。ではこのコーヒーに手をつけたら「何飲んじゃってんだよ!帰れクソガキが!」てなるんじゃないか。

いやしかし、だとしたらこんなに丁寧にコーヒー出てくる?あと相手のおじさんめっちゃニコニコしてるよ?飲まずに帰ったら「てめえ俺のコーヒーが飲めねぇってのか!」てならない?えーどっちー!?

 

結果、先輩がズズズと飲み始めたので便乗し、後で聞いたら「クラシカルな会社でたまにある」とのこと。えーそうなの!初めて知ったわ。「ただ、帰るタイミングを逸するので正直迷惑」ってさ。こんな難しいコーヒーあるかよ!