成長する娘、しない父

朝保育園に行って、着替えや歯ブラシの準備を娘と一緒にしたあと、先生に娘を預ける。この時娘はたいてい一度、私にべったりと甘えてくるんですね。

よし、それじゃあ今日も頑張ってね、と言うとコアラのように足にしがみついたり、「だっこ!」と怒ってみせたり。ひどいときは泣き出して、ごめんな、おとしゃんお仕事行かなきゃだから・・ってひっぺがして先生に預けるんですね。


しかしここのところ、娘がスっと離れ、「いってらっしゃい!」てなった。つまり、成長した!おねえちゃんになって、えらい!


のだけど、父としては寂しい。あんなに甘えん坊だった娘が、成長してしまった。こうして中高生に向かって、少しずつ父との距離は遠のいていくんだなあ・・。

でもいい。おとしゃんはいつか、娘との距離ができるもの。遠巻きから娘を見守る時間が、いずれきっと必要なんだ。その日のために、私も成長しないといかん!娘に嫌われはじめる第一歩、それが今なんだ!と思って勇んで保育園を出た。

 

そしたら窓から娘が顔を出して「おとしゃーん!がんばれー!」って。うん、仰るとおりおとしゃん、いろいろがんばるからな!いってきまーす!