君と歩き続けたい in your dream

奥さんがめずらしく、ちょっと迷っていることがあるというので話を聞いた。ふむふむなるほどね、と話を聞いて、私はこう思いますよ、という話をしたのだけど、ちょっと反省した。


マニュアル的な話で大変恐縮なんですが、女性から相談を受けたときは「私は経験上こう思います」「一般的にはこうなります」というアドバイスなぞ微塵も求められておらず、とにもかくにも話を聞き、頷き、時に背中を押してあげることが肝要なのだと、古来より言い伝えられております。


そういう意味では奥さんの気持ちをあまり汲み取らず「ぽっくんだったらこうしましゅよ、へけっ!」くらいの感じで話をしちゃったよ。ごめんしてクリクリ奥さん。知らず知らずのうちに、ぽっくんは奥しゃんを追い詰めたかもしれんとでしゅよ。


いや、いかん。反省した。今からでも遅くない、ちゃんと話を聞こう、と思ったのだけど、奥さんがうう~、どうしようかな~揺れるな~。と言ってモンモンとしていたので、ここはひとつ、明るい雰囲気にしよう!と思ってZARDの「揺れる思い」を熱唱した。♪ゆれる~おもい~からぁだじゅうかん~じ~て~。


結果、もういいからちょっと向こう行ってろよ、となりまして。うん、ごめんね。

老いの加速度がひどい

まだ33歳、おじさんサラリーマン社会的には「若手」と言われてしまいそうな年齢の私ですが、もう老いの加速度がひどい!(千鳥ノブ風のイントネーションで)


まず目。飛蚊症がひどくって、目の前がゴミだらけ。でも一度眼科に行ったら「キレイな網膜よ?ホントに言ってんの?」みたいな感じでオバちゃん先生に怒られた。こうなったらもう誰にも相談できない。まじで病気なのに、信じてもらえない絶望感、孤独感が、お前にはわかるまい!って呪いをかけながら眼科を去った。


あと体力。衰えをカバーするため毎週ジョギングしてるんだけど、それでも少しずつ体力が落ちていく感じがする。なので対策として負荷を強化してみたのだけど、これがつらい。毎週ヒーヒー言ってる。もうジョギングしたくない。走り出す前に「走りたくないよー」って言うランナー俺くらいだよきっと。なぜ走ってるか、もう思い出せないような気もするよ。 かゆい うま


もうやだ。俺のイメージする33歳は、もっとバリバリと戦う戦士のはずだった。そしてまだまだモテたかった。でも実際は、ドロみたいな顔でジョギングし、目をしょぼしょぼさせ、歯間ブラシ、モンダミン、化粧水にエイトフォーを駆使して、なんとか老いに抗ってる。こんなはずじゃなかったし、おどろくほどモテないよ。

おっさんってこんなに大変なの?俺はまだまだ甘いの?誰かおしえてほしい。楽しておっさんになりたい。

それが、愛だ

ある程度娘も大きくなってきて、どんどん人間らしくなってきたよ。特に、食べ物に関して情熱がすごい。


先日、奥さんが小分けにされた小さい和菓子ひとつと、お茶を用意してくれた。至福のひとときを過ごそうと思ったのに、見つけた瞬間和菓子を奪い取る我が娘。


いやいや、ちょっとした盗賊じゃないですかそれ。返してくださいとお願いしたところ、「やだー」だそうで。ひどいなー。ちょっとしたっていうか、ちゃんとした盗賊だ。


熱心な交渉の結果、お父さんと半分ずつにして食べようという結果になり、娘が「はんぶんつにする」というので見守っていたところ、和菓子が9:1くらいのサイズ比で分断された。


チラっとこっちを見た上で、比率1の方を「これおとしゃんにあげるよ」って。えー俺のおやつがー!ちょっと、もう一度話し合おうよ!と呼びかけるもムダで、持ち去って逃げて行ってしまった。

ひどい。俺の娘じゃなかったら、はたいてる。でも俺の娘だから、愛してる。