対策するおじさん

日々が忙しくなるのは全然ウエルカムなんだけど、若い頃と比べて無理がきかない。具体的には、めちゃくちゃ眠いし、風邪やら口内炎が全然治らないし、いろんなところが臭い。あ、臭いのと無理がきかないのは、関係ないね。ごめんね臭くて。

 

若い頃の回復力を復活させることは無理なので、別の方法で補填する。

最近もう手放せなくなったのが、マヌカハニーね。これを毎日ペロリと舐めるだけで、嘘のように風邪をひかなくなった。

できるだけ毎日牛乳を飲むし、夜は食べ過ぎない。酒を飲んだ次の日はオレンジジュースをキメる。そして体重を上げないように、毎週毎週10キロ以上走る。

 

って、こうやって書き出すと、ダサさしか感じないよ。必死かよ!でもね、もういいの。ダサくても。だって、子供を食わせて行かなきゃいけないだろ。奥さんに心配かけたくないだろ。そのために、かっこよさなんてどうでもいいのよ。そのくらいには、俺は大人になった。立派なもんだ。

 

くたびれたカラダを叩き起こして、またマヌカハニーを、ぺろっ。

結論は「イタすぎて祝いにくい」

総選挙スピーチで「結婚します」と宣言をしたことで、世間が盛り上がっております。

本件、私の育った「サラリーマン文化」という視点で考察してみようと思います。「そもそもアイドルは恋愛禁止だろ!」とかそういう意見はY!ニュースとか読んでね。

 

サラリーマン文化において「結婚を祝う」というのには、それに付随するストーリーが肝要と、私は考えます。

新入社員として入社後、仕事で失敗も成功も経験、飲み屋でお前彼女いるのか?みたいな会話もしつつ、30手前、ようやく一人前になりかけた頃に「部長、ちょっとお話が・・」ってなって結婚を報告、と。

 

「なにそれめんどくせー!」と思う方、正しい。めんどくさいよね。でも、やっぱりこういうストーリーを前提にしていることで、祝う側も「あいつもついに結婚か~、ここはひとつ、盛大にお祝いしようぜ!」ってなるのも事実と思うのね。だって、人間だもの。

 

一方で、この手順を一切無視するとどうでしょう。例えばあなたの職場に新入社員が入ってきました。フロアのみんな集まれー!新入社員さんの自己紹介だよー!「私、結婚します!本気です!」てなったら、部長も課長も「え?」てなるでしょ?「えっと、とりあえずおめでとうね・・」ってなるでしょ?

で、世間ってのは残酷ですから、「新入社員スピーチで結婚宣言したやつがいるらしいじゃん!今年の新人やべー!」って話が社内を駆け巡るし、直属上司は「客先に連れていくの不安だー・・だいじょぶかなあ・・」てなるし、もうみんなたいへん!結婚祝い?知るかそんなもん!てなる。

 

というわけで、あの娘がアイドルでなくふつうにサラリーマンだったとしても「イタい娘」になっていたと、私は思います。けどやっちまったもんは仕方ない。世間の目線を背負いながら、一生懸命生きていくしかないよね。

そしてどうにか一人前になったころ、よく頑張ったな、って言ってくれるのは、入社時の上司かもしれないんだぜ。今回の場合は、徳さんな。

ショートカットしすぎ

痴漢の冤罪ってのが問題になっている。電車通勤のサラリーマンみなさまには他人事ではないし、私もできるだけおっさんだらけの車両を選ぶようになったよ。おっさんに囲まれる通勤の、なんと安心なことよ。臭いけど。

 

んでtwitter見てたら、とある女性の「冤罪は、一部の変態がいるから、大多数の真面目な方が迷惑を被っている」という核心をついたツイートがあった。そうね。

「私も変なおっさんに出くわしたことがある。コートで隠して下半身を見せてくるおっさん、電車で尻を触るおっさん、道を聞くフリをして胸を触るおっさん」と。そうか、そういうおっさんに遭ったら、女性としてはやっぱり怖いよね。だから痴漢も怖いよね。

 

ごめんちょっと待って。道を聞くフリして胸を触るおっさん!?なにそれ!?

「道を聞く」から「胸を触る」までのステップって、相当あるでしょ?さすがのジローラモもそのショートカットはできないと思うんだけど、おっさんはやってのけるんだよね?すげーな。おっさんの鬱屈したエネルギーと行動力には頭が下がる。

 

しかし私もおっさんのはしくれ。いずれこんなおっさんになってしまうかもしれない。ダメだ、そうなっては。そして今日も強烈な自制心を持って、人に迷惑をかけずにしっかり生きようと自身に言い聞かせ、おっさんだらけの車両を選んで乗るのです。

今日も臭いな〜!まあでも、きっと俺も、臭いんだろうなー!